Japanese
English
今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える
主題
2.微小な腫瘍の肉眼分類について
c.病理の立場から
大腸の微小腫瘍(5mm以下)の肉眼型
Macroscopic Typinf of Colorectal Tumors Less than 5 mm in Size
石黒 信吾
1
,
辻 直子
1
,
建石 竜平
1
,
石川 秀樹
2
Shingo Ishiguro
1
1大阪府立成人病センター病理検査科
2大阪府立成人病センター研究所第10部
キーワード:
大腸微小腫瘍
,
肉眼分類
,
内視鏡的分類
,
陥凹
,
組織学的異型度
Keyword:
大腸微小腫瘍
,
肉眼分類
,
内視鏡的分類
,
陥凹
,
組織学的異型度
pp.97-100
発行日 1994年1月25日
Published Date 1994/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105665
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はじめに
大腸腫瘍の肉眼型は,大腸癌取扱い規約では,胃癌の分類に準じて分類されており,表在型は,0型(表在型)として,Ⅰ:隆起型,Ⅱa:表面隆起型,Ⅱb:表面平坦型,Ⅱc:表面陥凹型,Ⅲ:陥凹型と分類され,特にⅠ型は,Ⅰp(有茎性),Ⅰs(広基性)に分類されている.
内視鏡診断の技術の進歩により,5mm以下の腫瘍が日常の診断で数多く発見されるようになった現在,これらの腫瘍を上記の胃癌に準じた表在型の分類に当てはめて表現することの妥当性が論じられている.ここでは,5mm以下の微小病変に限って,われわれが行っている分類とその妥当性について述べる.
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