Discussion
「Ⅰs型からⅡc+Ⅱa型へ形態変化を来した大腸sm癌の自然経過をみた1例」(33: 1671-1674)に対して
武藤 徹一郎
1
,
宇野 良治
2
1東京大学医学部腫瘍外科
2弘前大学第1内科
pp.170
発行日 1999年2月25日
Published Date 1999/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102951
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「胃と腸」の症例報告は毎号とも楽しみにしている.主題論文よりも簡潔で,写真を見れば事実がわかるし,臨床の場ではこの事実(fact)が重要だと考えているからである.
さて,33巻12号1671-1674頁(1998年)に「Ⅰs型からⅡc+Ⅱa型へ形態変化を来した大腸sm癌の自然経過をみた1例」という表題の症例報告が掲載されていたが,大腸腫瘍の自然史に興味のある筆者は,“オッ”と思って写真を眺め,その後に“オヤオヤ”と思った.以下にその理由を記そう.
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