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初心者講座 胃X線検査のポイント―私の精密検査法
9.隆起型早期癌
Detailed Radiological Examination of the Stomach (9)
後藤 裕夫
1
Hiroo Goto
1
1岐阜大学医学部放射線科
pp.1204-1205
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102676
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はじめに
隆起性病変の診断に重要な事項は,隆起の起始部の性状,隆起の大きさ,形,高さ,表面の性状であろう.これらをいかに描出するかが隆起型早期癌の精密検査法のポイントとなり,その描出のために圧迫法,二重造影法を主体として検査を行っている.
1.圧迫法
検査を始めるにあたり,圧迫を主体として描出を試みるか,二重造影を主にして描出するかを予め決めておく.ルーチンの写真を参考にし,胃角近傍の小彎,大彎など二重造影では正面視の困難な部位では圧迫を主にした検査を行うようにする.
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