今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント
癌のスクリーニング
子宮癌のスクリーニング
佐藤 健
1
,
利部 正博
2
,
中田 尋晶
2
1盛岡赤十字病院産婦人科
2岩手医科大学産婦人科
pp.436-438
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909258
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ポイント
●子宮頸癌の危険因子としては,低年齢からの性経験,多産あるいはパピローマ感染症などがある.
●子宮体癌の危険因子としては,未妊や不妊,長期のエストロジェン服用など高エストロジェン環境などがあげられる.
●性交時の接触出血は子宮頸癌,閉経後婦人の不正出血や膿性黄色帯下は子宮体癌を疑う.
●子宮体癌は子宮頸癌に比べて発見しにくいことがあり,その確定には子宮腔内全面掻爬や子宮鏡検査が必要である.
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