今月の主題 動脈硬化と高脂血症
動脈硬化の発症機構
高脂血症の役割
武城 英明
1
1千葉大学大学院医学研究院臨床遺伝子応用医学
pp.566-568
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908641
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ポイント
粥状動脈硬化の発症機序は,Rossらによる傷害反応仮説によると,その過程にリポ蛋白LDLが関与し,酸化LDLが重要な役割を有する.
動脈硬化発症における高脂血症の重要性は,in vitro実験のみならず,モデル動物を用いた解析,近年の大規模臨床試験から明らかにされた.
最近,プラークの安定化に重要な内膜平滑筋細胞について新たな知見が示され,その解析が期待されている.
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