今月の主題 内科医ができる癌患者への対応
血液学的異常への対応
急性型播種性血管内血液凝固症候群(急性型DIC)
鈴木 憲史
1
1日赤医療センター血液内科
pp.1472-1473
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908283
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ポイント
DIC治療の原則は,まず原因となる基礎疾患を治療することである.
そして,凝固線溶系システムが破綻する前に,早急にDICの診断を確定し,ヘパリン療法を開始し,必要に応じて血小板や新鮮凍結血漿の補充療法を行うことである.
手術不能な進行癌などでの,やや慢性化したDICに対しては,年齢,現病の予後,出血症状などの重症度を総合的に判断してから治療方針を決める.
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