今月の主題 Cognitive Disorder—内科医が知っておくべき認知機能障害
トピックス
Alzheimer病研究の進歩
柳澤 勝彦
1
1国立長寿医療研究センター痴呆疾患研究部
pp.1386-1387
発行日 2001年8月10日
Published Date 2001/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908266
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ポイント
早発性家族性Alzheimer病の原因として発見されたpresenilin遺伝子がアミロイドβ蛋白産生酵素の1つ(γ-secretase)をコードする可能性が強く示唆された.
Alzheimer病モデル動物に対してアミロイドβ蛋白・ワクチン療法が試みられ,老人斑の形成のみならず,行動実験上の障害も抑制されることが確認された.このことは新しい治療戦略の道を開いたと同時に,アミロイド仮説の正当性をあらためて支持した.
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