今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望
治療の現状と展望
支持療法
造血器腫瘍における適切な輸血療法
中島 秀明
1
,
半田 誠
1
1慶應義塾大学医学部輸血センター
pp.266-268
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908005
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
輸血はヘモグロビン値6〜8g/dl,血小板数1〜3万/μlを目安に行う.
FFPは凝固因子が低下した症例のみ適応となり,血漿蛋白の補充や栄養補給目的の使用は適応とならない.
頻回の輸血が予想されるため計画的な輸血を行い,輸血量を最小限に抑えて副作用を回避すべきである.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.