今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント
腎・尿路系疾患のcontroversy
特発性ネフローゼ症候群治療に関する臨床決断分析
平 憲二
1
,
野口 善令
1
,
福井 次矢
1
1京都大学医学部附属病院総合診療部
pp.1263-1265
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906898
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ポイント
●特発性ネフローゼ症候群の治療方針上,腎生検は有用ではあるが,出血などのリスクを伴うため,状況によっては腎生検を行わずにステロイド療法を行うこともある.
●どのような状況で腎生検を行うことが妥当なのかを例示するために,ステロイド療法と腎生検それぞれの死亡率を指標とした決断分岐図の作成と感受性分析を行った.
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