今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防
感染症の予防方法
海外渡航にあたっての予防対策
濱田 篤郎
1
,
廣重 由可
1
1労働福祉事業団・海外勤務健康管理センター
pp.1950-1953
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906588
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●海外渡航者には経口感染症(下痢症,A型肝炎),蚊に媒介される感染症(マラリア,デング熱),性感染症(尿道炎,B型肝炎)が多い.
●海外渡航者に実施する予防接種は,渡航の目的,滞在地域,滞在期間などを考慮して選択する.
●下痢症は最も頻度の高い感染症であり,飲食物に対する指導が基本的な予防対策となる.
●マラリア予防の基本は蚊の対策であるが,感染リスクが高い地域に滞在する場合は予防薬の定期的服用を指導する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.