増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
鎮咳薬
フスタギン(三共)
石浦 嘉久
1
,
藤村 政樹
1
1金沢大学医学部第3内科
pp.216
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905545
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臨床薬理
●作用機序:オオバコ(車前草)の花期の全草から抽出したplantagineが有効成分である.鎮咳作用のほか消炎・利尿・止瀉作用をもつ.末梢性の鎮咳薬として分類され,気管支粘液の分泌促進,喀痰粘稠度低下作用があるとされているが,その機序の詳細については不明.呼吸鎮静作用を併せもつ1).
●血中濃度モニタリング:成分分析は可能だが通常は行われない.
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