今月の主題 循環器薬の使い方 1997
高脂血症
高コレステロール血症に対する治療薬の選択と使い方
武城 英明
1
,
齋藤 康
1
1千葉大学医学部第2内科
pp.1603-1605
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904652
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ポイント
●高コレステロール血症の治療は,冠動脈疾患の有無,他の危険因子を考慮し,治療目標値を設定する.
●冠動脈疾患を合併している場合には,LDLコレステロール100mg/dl未満を目標にする.
●HMG-CoA還元酵素阻害薬は強力なコレステロール低下作用を有し,中等症以上の高コレステロール血症治療の第一選択となるが,横紋筋融解症などの副作用に注意する.
●プロブコールは,コレステロール低下作用に加え抗酸化作用により,動脈硬化を抑制する作用がある.
●家族性高コレステロール血症などの重症高コレステロール血症には,コレスチラミンを加えた多剤併用療法を考慮する.
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