今月の主題 循環器薬の使い方 1997
高脂血症
高脂血症の病態と治療の基本
村上 透
1
,
山田 信博
2
1聖マリアンナ医科大学内科学・臨床検査医学
2東京大学医学部第3内科
pp.1597-1601
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904651
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●冠動脈疾患の有無,他の危険因子の有無によって高コレステロール血症患者の管理基準が定められる.
●原発性高脂血症は,その原因遺伝子が明らかなものと明らかでないものがある.
●薬物療法の適応は,患者の背景・病態を考慮して慎重に判断する.
●家族性LPLまたはアポCII欠損では低脂肪食のみが有効であり,薬物の効果は期待されない.
●LDLコレステロール値は,フリードワルドの式〔総コレステロール-HDLコレステロール-0.2×トリグリセリド〕によって算出する(ただし,トリグリセリド<400mg/dlのときのみ).
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.