今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて
見直される降圧薬
T/P比の意義と限界
長谷部 直幸
1
,
菊池 健次郎
1
1旭川医科大学第1内科
pp.663-666
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904455
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ポイント
●T/P比とは,降圧薬服用後の最大降圧度(P:peak値)で,最小降圧度(T:trough値)を除した値である.
●T値,P値ともに,プラセボ服用時の血圧値を差し引いて算出する.
●T/P比は,持続的な安定した降圧療法の臨床的指標の一つであり,50%以上が望ましいとされている.
●同一薬剤のT/P比でも,投与量,投与間隔,測定条件などによって値が異なる可能性がある.
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