アメリカ・ブラウン大学医学部在学日記・9
緊張の連続となる救急外科実習
赤津 晴子
1
1スタンフォード大学病院内科
pp.1039-1041
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903673
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1カ月の一般外科実習を終え,今度は救急外科実習にまわった.ここでは一応24時間勤務24時間の休み,というスケジュールである.もっとも,通常は勤務時間が27時間を下ることはまずない.私が実習を行った病院はロードアイランド州指定救急センターで,設備の整ったTrauma室/救急室4室に常時救急チームが24時間体制で待機している.この救急室には人工呼吸器,心臓ショック機および患者をテーブルに乗せたままX線が撮れる設備をはじめ,様々な処置に必要な器具や薬品が揃っている.Trauma室には重傷,瀕死状態の患者が次から次へと運ばれてくる.主に交通事故,ピストル射殺,落下事故,自殺などが多い.特に金曜日のTrauma室は忙しい.
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