グラフ 検査・診断のためのCurrent Technology—原理と臨床的意義・5
PCR法・PCR-SSCP法
小山 徹也
1
,
原 太
1
,
柏原 賢治
1
1群馬大学医学部第2病理
pp.1013-1016
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903669
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PCR法
ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction法:以下PCR法)は,DNAポリメラーゼを利用した既知の限定領域のDNAの増幅法である.DNAポリメラーゼ反応の開始にはプライマー(primer)が必要であり,このため2種類のプライマーを利用して特定領域のDNAを増幅することができる.PCR法は1980年代半ばより自動機械化が進み,Perkin-Elmer Centus社のDNAサーマルサイクラーが開発され,応用範囲の広い技術として分子生物学の分野で必須のものとなっている.
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