今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ
不整脈治療の基本
心室頻拍の治療
大西 哲
1
,
笠貫 宏
1
,
細田 瑳一
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所・循環器内科
pp.1896-1899
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901735
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ポイント
1)心室頻拍の治療においては,その重症度評価が重要である.
2)薬物療法では,抗不整脈薬の薬物動態の理解が必要である.
3)心機能低下例では,陰性変力作用・催不整脈作用が出現しやすく,薬物動態学的指標が変化する.
4)非薬物療法には,手術療法,カテーテルアブレーション,植え込み型除細動器(抗頻拍ペーシング)がある.
5)個々の症例に応じて,適切な抗不整脈薬の選択,非薬物療法の適応を決定することが重要である.
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