今月の主題 虚血性心疾患Today
心筋梗塞へのアプローチ
心筋梗塞後患者に対してどの検査が必要か
星野 恒雄
1
1静岡県立総合病院・循環器科
pp.1190-1191
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901578
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
1)予後を決定する因子は,①心機能障害の程度,②残存心筋虚血の有無,③不整脈の程度,である.
2)残存心筋虚血の評価では,梗塞部心筋のviabilityと,梗塞部および非梗塞部心筋の虚血の評価が大切である.
3)心機能評価は,心エコー法,RI心アンギオグラフィ,心臓カテーテル検査,それぞれの特徴を生かして検査すべきである.
4)ホルター心電図での不整脈チェックは,予後との関係で重要である.
5)リハビリテーションは,プログラム進行基準を参考に安全かつ迅速に進める.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.