今月の主題 高脂血症の日常診療
高脂血症の治療
高脂血症治療薬の使い分けと併用
藤岡 考之
1
,
斎藤 英治
1
,
八杉 忠男
1
1日本大学医学部・第2内科
pp.430-433
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901408
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ポイント
高脂血症治療の基本は食事療法であり,それで不十分な場合には薬物療法の適応となる.さらに単独療法が無効な場合には併用療法が用いられる.
高脂血症各型によって選択する薬剤が異なる.IIa型の第一選択薬剤は陰イオン交換樹脂,プロブコール,HMG CoA還元酵素阻害剤である.II bおよびIV型ではクロフィブレート系のニコチン酸である.III型ではクロフィブレート系薬剤である.これらの薬剤で効果が不十分な場合には作用機序の異なる薬剤を組み合わせた併用療法を行う.
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