今月の主題 リンパ系疾患の臨床
リンパ系疾患診療の実際
リンパ腫
非Hodgkinリンパ腫(NHL)の分類とまとめ
竹内 仁
1
,
片山 勲
1
1埼玉医科大学・第1病理
pp.1214-1218
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900962
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ポイント
1)主な分類としてLSG分類,Working Formulation,Kiel分類があり,腫瘍細胞の大きさに主眼をおいた点で前2者がよく相関している.
2)LSG分類では,NHLを濾胞性とびまん性に分類する.濾胞性リンパ腫はB細胞性,濾胞中心細胞由来で,予後が一般に良好である.
3)びまん性リンパ腫は,heterogenousな群であり,T細胞性かB細胞性かを明確にする必要がある.
4)LSG分類では,腫瘍細胞の大きさにより分類しているが,多形細胞型(T),リンパ芽球型(T),バーキット型(B)は特徴的な臨床像,病理像を示すので独立させている.
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