今月の主題 輸液療法の実際
電解質輸液の進め方
これだけは知っておきたい検体を出す際の注意
星野 忠
1
,
河野 均也
1
1日本大学医学部・臨床病理学教室
pp.932-934
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900897
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ポイント
体液中電解質の測定結果は検体の採取や保存条件に大きく影響される.
1)溶血を避けて採血することが大切.
2)血液はなるべく速やかに血清に分離を.
3)全血のまま保存する場合は室温に保存.冷蔵保存は厳禁.
4)血漿で測定するときはヘパリンリチウムを抗凝固剤に.
5)血小板や白血球が増加した症例では血清カリウムが高値を示す.
6)電極法による測定ではプロム含有薬剤の投与でクロールが高値を示すことがある.
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