今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の基本
経ロステロイド剤の種類と使い方—いつ使うか,いつやめるか
高橋 清
1
1岡山大学医学部・第2内科
pp.262-264
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900713
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ポイント
1)ステロイドは重症喘息治療の切り札である.
2)経ロステロイド剤は急性発作後の離脱,慢性重症喘息の維持療法に必要不可欠である.
3)使用に当たり,十分量で開始し,1週間を目処に末梢血好酸球数を指標として中止する.
4)重症喘息ではプレドニゾロン5〜10mg/日で維持可能な場合が多い.
5)10mg/日以上を要する症例は,治療薬の見直しとか,悪化因子の再検討が必要.
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