増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
26.ショック
水野 杏一
1
,
疋田 浩之
2
1防衛医科大学校・救急部
2防衛医科大学校・第1内科
pp.1752-1755
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900443
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ポイント
1)ショックが,循環血液量,心ポンプ機能,末梢血管抵抗のいずれが主として障害されて起こっているか,すばやく分析し,それに対して強力な治療を集約する.
2)ショックをもたらした原因の除去をできるだけ早く行うこと(止血,感染巣の制御,心嚢穿刺,冠血栓溶解療法など).除去できなければ,いったんショックから離脱できても再びショックに陥る.
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