増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
緊急検査データの読み方と対応
18.髄液検査(腰椎穿刺法を含む)
山形 真吾
1
1東京都済生会中央病院・内科
pp.1694-1696
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900435
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ポイント
1)中枢神経系感染症,CTにて診断のつかないくも膜下出血は,緊急の髄液検査の適応である.
2)検査前には,頭蓋内占拠性病変の有無を調べる.
3)穿刺は,L3-4またはL4-5で,正中からずれないように行う.
4)くも膜下出血では外観が,中枢神経系感染症では細胞,糖,染色が,緊急時の鑑別診断に最も有用である.
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