特集 この1冊でもう安心!—内科医が押さえておきたい「しびれ・ふるえ・めまい」の診かた
しびれの診かた
しびれの分布から考えること—中枢性と末梢性の見分け方は?/「ピリピリする」と患者が訴える場合はどのような疾患を考えるか?
千田 譲
1,2
1小牧市民病院脳神経内科
2小牧市民病院リハビリテーション科
キーワード:
しびれ
,
脳血管障害
,
頚椎・頚髄症
,
ニューロパチー
,
デルマトーム
Keyword:
しびれ
,
脳血管障害
,
頚椎・頚髄症
,
ニューロパチー
,
デルマトーム
pp.1022-1028
発行日 2024年6月10日
Published Date 2024/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229609
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Point
◎脳神経系の診察というと,「打鍵器や音叉を使いこなさなければ」と思い苦手意識を持ってしまいがちだが,実は少しの知識と問診や視診を組み合わせることで確定診断に迫ることができる.
◎脳血管障害,頚椎・頚髄症,ニューロパチーで,しびれの出現様式が異なる.
◎しびれの部位が,単部位なのか,バラバラなのか(patchy),左右対称型なのか(手袋・靴下型か靴下型のみか)を確認しつつ,それぞれ鑑別すべき背景疾患を想起していく.
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