特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流
現場の疑問を解決—薬物治療編
Question 7 メトホルミンの至適用量とは?
臼井 亮太
1
1関西電力病院糖尿病・内分泌代謝センター
キーワード:
用量依存性効果
,
腎機能障害
,
乳酸アシドーシス
Keyword:
用量依存性効果
,
腎機能障害
,
乳酸アシドーシス
pp.104-106
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228005
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Point
◎メトホルミンは用量依存的に血糖改善効果を認める.
◎2010年にメトホルミンの最大用量が2,250 mg/日まで引き上げられた.
◎eGFR30以上45未満では750 mg/日が上限となる.
◎乳酸アシドーシス以外にもビタミンB12低下などにも注意を要する.
◎インスリン抵抗性のみならず,インスリン分泌不全への意識も必要である.
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