特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか?
専門医から一般内科へ紹介する場合
輸血と輸血後合併症について
高橋 渉
1
,
中村 文美
1
,
三谷 絹子
1
1獨協医科大学病院血液・腫瘍内科
キーワード:
輸血療法
,
赤血球輸血
,
血小板輸血
,
新鮮凍結血漿投与
,
輸血有害事象(副反応)
Keyword:
輸血療法
,
赤血球輸血
,
血小板輸血
,
新鮮凍結血漿投与
,
輸血有害事象(副反応)
pp.2237-2243
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227967
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Point
◎輸血療法はあくまでも不足している,または機能不全状態にある血液成分の補充療法である.
◎自己血輸血を除き同種移植の一つであり,ドナーを必要とする.
◎高齢化の進展,若年人口の減少から献血ドナーの不足が問題となっている.
◎有害事象(副反応)には頻度は低くとも時に重篤・致命的となるものが存在する.
◎以上より,輸血の適応,血液製剤の適正使用について特段の留意が求められる.
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