特集 真夏の診察室
熱中症
二次救急の熱中症診療
寳田 千夏
1
,
矢吹 拓
1
1国立病院機構栃木医療センター内科
キーワード:
熱中症
,
冷却法
,
環境因子
Keyword:
熱中症
,
冷却法
,
環境因子
pp.1260-1264
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227076
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Point
◎熱中症の治療や予後に関係するのは,臓器障害や意識障害の有無である.
◎患者個人の生物医学的因子だけではなく,環境因子や社会的因子も熱中症発症リスクとなり得る.
◎熱中症の治療では,冷却,補液,臓器障害のマネージメントが重要である.
◎解熱剤は熱中症には効果がなく,臓器障害を悪化させる可能性もあるため,推奨されない.
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