特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴
誤った解釈をされやすい検査
非腫瘍性疾患における病理診断のピットフォール
大橋 隆治
1
1日本医科大学武蔵小杉病院病理診断科
pp.2026-2030
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226593
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Point
◎非腫瘍性疾患の病理診断においては,組織所見が診断に直結する例は少なく,多くは疾患に特徴的な組織変化を基に原疾患を推定する.
◎潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患の場合,採取部位・病期によって組織像が異なる可能性があり,鑑別は容易ではない.
◎非特異的疾患を正確に病理診断するためには,組織像のみに頼らず,臨床症状,画像所見を含めた総合的判断が必要となる.
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