特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる
気管支喘息・COPDのコントロバシー
COPDでの吸入ステロイド(ICS)の位置づけ
井上 純人
1
,
五十嵐 朗
1
,
柴田 陽光
1
1山形大学医学部内科学第一講座
pp.145-147
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225310
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Point
◎COPDの治療指針は呼吸機能によらず,症状の評価と増悪の頻度により分類される.
◎COPD治療におけるICSの位置づけは増悪をきたす例に対し,追加または変更で導入される.
◎COPDに対する治療で,ICS併用による肺炎の合併に注意する必要がある.
◎現行の治療で増悪や呼吸機能低下をきたす例,気管支喘息の特徴を有する例はICSの導入を検討する.
◎非専門医でもCOPDの存在を疑い,積極的に呼吸器専門医と連携を取っていくことが重要である.
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