特集 皮膚疾患が治らない!—皮膚科医が教える“次の一手”
感染症
ウイルス性疣贅(いぼ)が治らない!
江川 清文
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座
pp.1410-1414
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225056
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Point
◎ウイルス性疣贅は俗に言う“いぼ”で,皮膚のヒト乳頭腫ウイルス(HPV)感染症である.
◎HPV型の違いにより,尋常性疣贅やミルメシア,扁平疣贅などの異なる病型がある.
◎ウイルス性疣贅は発症部位により臨床像が変わるため,診断や鑑別診断には注意を要する.
◎疣贅様の臨床像を呈する皮膚腫瘍は多い.悪性腫瘍の鑑別には特に注意を要する.
◎診断困難例や重症例,保険適用治療では難治な例は,早めに皮膚科専門医に紹介する.
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