特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
総論─内科医が知っておくべきがん診療の基本
検診はどのようながん種に対してどんな検査を行うのがよいですか
植松 孝悦
1,2
1静岡がんセンター生理検査科
2静岡がんセンター乳腺画像診断科
pp.1186-1191
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225001
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Point
◎がん検診は,国のがん対策の一環として実施される「対策型がん検診」と,それ以外の個人の自己責任のもとで受診する人間ドックなどの「任意型がん検診」に大別される.
◎わが国では科学的根拠による有効性が確立した5つのがん検診(胃がん,大腸がん,肺がん,乳がん,子宮頸がん)を,対策型がん検診として受診勧奨できる.
◎わが国のがん検診の受診率は低く,その精度管理も不十分である.
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