増刊号 総合内科医の必修臨床問題182問
総合内科
Question10 78歳の男性.主訴「発熱,意識障害および不随意運動」
濱口 杉大
1
1福島県立医科大学総合内科
pp.33-34
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224683
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78歳の男性.
現病歴 誤嚥性肺炎にて入院した.ピペラシリン/タゾバクタム(ゾシン®)による抗菌薬治療を開始したが,入院時からせん妄が強く,点滴ラインの自己抜去,診療介護への抵抗があったため,精神科コンサルトにてハロペリドール(セレネース®)の点滴静注を行い,鎮静を図っていた.肺炎は改善していたが,入院1週後から39℃台の発熱と意識レベルの低下とが生じ,四肢のこわばりによって体が思うように動かなくなった.
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