今月の主題 新しい不整脈診療
不整脈をめぐるcontroversies
発生機序としてのreentryとtriggered activity
今西 愿
1
1大分医科大学・生理学
pp.98-102
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222285
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異常自動能とreentryは共に頻拍性不整脈成因の代表である.近年,異常自動能の中にtriggeredactivity(TA)が加えられ,またreentryの中には定まった旋回回路を必要としない"leading circle"や反射(reflection),さらに異方向性伝導(anisotropic conduction)に起因するreentryなどが指摘されている.本稿では,これらの新しい知見をも含め,reentryとTAの概説を試みる.
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