今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ
鼎談
炎症性肺疾患のステロイド療法
工藤 翔二
1
,
中田 紘一郎
2
,
塚本 玲三
3
1都立駒込病院・内科(呼吸器)
2虎の門病院・呼吸器科
3茅ケ崎徳洲会病院
pp.300-310
発行日 1988年2月10日
Published Date 1988/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221544
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塚本(司会) 今日は「炎症性肺疾患のステロイド療法」ということで,先生方に忌憚のないご意見をお伺いしたいと思います.
ところで,炎症性肺疾患に関して,ステロイドを使うべきかどうかという適応の基準,そしてステロイドを使うとしたらどんな種類のものを使うか,どれだけの量をどれだけの期間使うか,あるいは経静脈的に投与するのか,経口的に投与するのか,そういった細かい具体的なことを書いたテキストがなくて,実際の臨床の場で,私自身もそうですけれど,患者を前にして困っている方がたくさんいるのではないかと思い,このテーマを取り上げました.
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