増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方
Ⅵ 腎疾患治療薬
薬物投与の原則
153.腎障害患者における薬物投与の原則
佐中 孜
1
1東京女子医科大学・第4内科
pp.2132-2133
発行日 1987年9月30日
Published Date 1987/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221273
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腎不全患者では,①腎での排泄障害,②肝,腎における代謝異常,③血液脳関門での通過異常,④標的臓器,組織での感受性の亢進あるいは低下,⑤遊離型薬剤の増加などのために薬剤の中毒作用が現れやすい.したがって,実際の薬剤使用にあたっては,薬剤の体内動態,蛋白結合性,血液透析性などを知ったうえで,投与用量,間隔などを変更,決定する必要がある.
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