臨時増刊特集 図解 診療基本手技
Ⅲ 救急手技
A 救急蘇生法
23.救急蘇生法の手順—新しい心肺蘇生法
田伏 久之
1
,
太田 宗夫
1
,
有馬 三郎
1
,
高岡 諒
1
1大阪府立千里救命救急センター
pp.2276-2279
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220682
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本邦における救急蘇生法は1977年の日本救急医学会による「救急蘇生法の指針1)」刊行,さらに1983年の日本医師会案による「救急蘇生法の指針改定2)」によりまとめられ,そこに基本的な方法が示されるている.これらの中心である心肺蘇生法(cardio pulmonary resuscitation;CPR)は1974年および1980年に米国で報告された「救命処置と救急心臓治療法の基準と指針」が参考にされている.これらの内容は一般によく知られているBLS(basic life support),ALS(advanced life support)であり,特に詳しい解説を加える必要もないと思われる.
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