Japanese
English
今月の主題 脳血管障害のトピックス
注目される症候
脳幹幻覚症
hallucinose pedonculaire
平井 俊策
1
Shunsaku Hirai
1
1群馬大学医学部・神経内科
pp.1920
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219286
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1922年Lhermitte1)は中脳の病変によって特有な幻覚が起こることをはじめて報告し,その2年後の1924年にvan Bogaert2)は下部赤核症候群(Claude症候群)に,かかる幻覚を伴った例を報告し,中脳のかなり限局性の病巣によってもこのような幻覚が生じうることを明らかにした.以後,この幻覚はhallucinose pedonculaire(脳脚幻覚症)とよばれてきた.
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