今月の主題 リンパ系疾患へのアプローチ
免疫不全症候群
免疫不全症候群と感染症
古川 漸
1
,
李 次男
1
,
福田 豊
1
Susumu Furukawa
1
,
Tsugio Lee
1
,
Yutaka Fukuda
1
1順天堂大学医学部・小児科
pp.1800-1803
発行日 1984年10月10日
Published Date 1984/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219261
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一般的特徴
免疫不全症候群では,原発性であろうと続発性であろうと共通した最大の問題は易感染性である.一般に,免疫不全状態における感染には共通の問題として表1に示すような事項が考えられる.
第1に感染頻度の増加があげられる.小児では成人に比べて感染頻度が多いことが常であるが,その頻度が異常に多いことで免疫不全症が疑われることがしばしばある.
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