今月の主題 酸塩基平衡の実際
診断
検査機器と測定の実際
大塚 洋久
1
1北里大・内科
pp.1478-1479
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216071
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はじめに
酸塩基平衡は,体液pHの恒常性を維持する生体機能である.その指標としては,通常,ph,Pco2が実測され,Henderson-Hasselbalchの式を用いて重炭酸イオン濃度が計算される.血液を検体するときは,base excess,buffer base,standard bicarbonateなどを計算して参考とすることもある.特定の臓器静脈血や髄液,尿などを検体とすることもあるが,通常は動脈血を検体として測定を行う.以下に申し述べるのは,動脈血を検体とした場合の測定法である.
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