演習・X線診断学 血管造影写真読影のコツ・1
血管造影検査に必要な基礎知識
平松 京一
1
1慶大放射線診断部
pp.105-111
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207036
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はじめに
血管造影は今やすべての領域においてX線検査の重要な役割を演じているが,造影しようとする血管部位によってそれぞれ手技や撮影方法などにかなりの差があり,撮影された写真の読影に際しても,臓器や疾患の種類によってそれぞれ血管像のパターンに差異があることを十分に知っておく必要がある.
今回より12回にわたって血管造影(脳および心臓を除く)に関する"読影のコツ"シリーズを始めるにあたって,まず最初に血管造影検査を施行するために必要な装置,手技の基本,造影剤やカテーテルの種類,知っておかねばならない副障害,禁忌などについて述べることにする.
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