今月の主題 感染症としてのB型肝炎
B型肝炎ウイルスの感染とその対策
Anti-HBs免疫グロブリンによる予防
小島 健一
1
1新潟大医療技術短大
pp.1674-1675
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206263
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感染症の免疫学的予防には能動免疫としてのワクチンによる予防と,受身免疫としての抗体グロブリン注射による予防がある.B型肝炎(HB)の場合にもワクチンによる予防の実現が急がれているが,抗体グロブリンによる予防は伝染性肝炎(現在のA型肝炎=HA)に関する過去の経験に基づいて,欧米において臨床応用が進められ1〜4),わが国でも筆者らにより1年間試みられた5).
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