話題
多彩な演題で彩られた学会—第16回日本神経学会総会から
古和 久幸
1
1北里大内科
pp.1466-1467
発行日 1975年9月10日
Published Date 1975/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206205
- 有料閲覧
- 文献概要
第16回日本神経学会総会は西川光夫阪大教授会長の下に5月15〜17日の3日間,大阪市で開催された,昭和35年4月,福岡市で日本臨床神経学会と称して発足してから今年は満15周年にあたる.この間にあって,多発性硬化症のわが国における全国調査,水俣病,スモンの原因探求など数々の世界的な業績が本学会で討議され,わが国の神経学の水準の向上に貢献している.
今年の本学会でも300余題の応募演題の中から241題の講演が行われたが,そのすべてについてここに紹介することはできないし,また筆者には到底その能力もない.ここでは一般臨床医家に必要と思われるものについて,筆者が聴いた範囲で紹介し,その責を果たしたい。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.