カラーグラフ
目でみる自己免疫疾患
古谷 達孝
1
1東大分院皮膚科
pp.766-767
発行日 1974年6月10日
Published Date 1974/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205458
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Medicina今月号のテーマは"自己免疫性疾患"の臨床であるが,これら諸疾患中には皮膚科学的にみて,また検査所見で極めて特徴的な所見を小すものがある.全身性エリテマトーデス,汎発性強皮症,皮膚筋炎,牡発性血小板誠少性紫斑病などがこれに当る.これら疾患の定型的,特徴的皮膚病変を知ることにより,その診断も容易に下し得る."seeingis believing"とはまことにいい得て妙である.
このようなわけで前記諸疾患について定型的な臨床スライドを供覧し,併わせて諸氏論説と重複の惧れはあるが厚生省特定疾患疫学調査協議会および東京都衛生局において決定された前記諸疾患の診断基準(診断の手引き)を列記しておく(70頁参照).日常診療に際して多少ともご参考になれば望外の喜びである.
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