くすり
経口糖尿病薬長期使用例からみた問題点
永野 美淳
1
1東女医大内科
pp.1490-1491
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204986
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糖尿病治療史の中で,インスリン発見後の時代,持続性インスリンが開発され,食事療法についての検討が加えられた時代に続き,糖尿病内服剤が広く使用されるようになった現在はまた治療上の種々の問題をさらけ出した.内服剤は,医師も患者も比較的安易に考える傾向も加わって,治療を受けている糖尿病者の過半数に使用されるまでになっている.このように広く使用してもよいものかどうかが,最近,米国で行なわれたUniversity Group Diabetes Program(U. G. D. P.)の成績の発表以来,大きな問題としてとりあげられている.
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