検体の取扱い方と検査成績
尿の細菌・微生物学的検査
猪狩 淳
1
1順大・臨床病理
pp.928-929
発行日 1973年7月10日
Published Date 1973/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204832
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腎盂腎炎,腎盂炎,膀胱炎などの尿路感染症が疑われるときには尿の細菌検査をおこなうことはいうまでもない.尿をとって細菌検査をし,その結果から感染症を診断し,さらに検出された菌の化学療法剤感受性試験をして,その成績から治療薬剤をえらぶのがふつうである.
しかし尿の細菌検査は思ったほど簡単ではなく,そこには検査成績を誤らせるいろいろな原因があり,ひいては結果の解釈を誤らせることになる.
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