全国教室めぐり
"白血病"と積極的に取り組む—岡山大・第2内科
喜多島 康一
1
1岡大第2内科医局
pp.445
発行日 1970年4月10日
Published Date 1970/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203049
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岡大第2内科教室は大正2年故斎藤精一郎教授により創設され,大正13年若冠33歳の若さで赴任された故柿沼昊作名誉教授により確固たる礎が築かれた.昭和12年柿沼教授が東大へ転じられた後に北山加一郎教授が第3代教授となられ,さらに昭和27年11月現平木潔教授が第4代教授となられ今日に及んでいる.
まず教室の主たる研究の流れを紹介すると,平木教授はすでに助教授時代より柿沼・北山両教授よりひき継がれた日本脳炎の研究に加わっておられたが,教授就任後「日本脳炎のACTH療法」を発表し注目され,さらに現在は第3内科に転じた太田善介助教授の日本脳炎ウイルスの電顕的研究により見事に結実した感がある.
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