X線メモ
斜方向撮影—厚さの増減と撮影条件の決めかた
恵畑 欣一
1
1日医大放射線科
pp.1341
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202892
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胃・食道・大腸・肺・脊椎等,斜方向撮影の重要性についてはいうまでもありませんが腰椎をとりあげてみましょう.
スコッチテリアの像が見られて,椎間関節,各椎弓,などがはっきりします.椎間孔,関節突起,突起間部,仙腸関節なども他の方向よりもはっきりします.斜方向X線撮影の条件は胸部では45°斜方向で2倍,腹部,腰椎などでは2.5倍にしてX線を出すと適した濃度が得られます.ただ食道撮影の時の斜方向は正面の撮影よりも条件は少なくなります.脊椎,心臓が重なりますので正面撮影の方が1.5倍よけいに出さなければだめです.
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