目で見る臨床検査シリーズ
血液検査—Ⅰ.赤血球形態を中心として
寺田 秀夫
1
1昭和大臨床病理
pp.775-777
発行日 1969年7月10日
Published Date 1969/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202726
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日常検査のなかで最もたいせつな検査
血液学的検査は臨床検査のなかでも日常の患者の診療にあたって必ず一度は行なわれるもので,血液疾患のみならずすべての疾患と関連を有する.
たとえば老人や中年の人で急激に進行する貧血のみられた場合は,まず悪性種瘍が疑われ,慢性腎炎の患者で明らかな貧血があれば進行した症例と考えられる.
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