阪大・阿部内科—研修医のためのWard Conference・1
SLE(Systemic Lupus Erythematosus)—赤沈促進—蛋白尿—梅毒血清反応陽性の底流をさぐる
阿部 裕
1
,
三木 謙
1
,
折田 義正
1
,
小林 正
2
,
安田 純一
3
,
川越 裕也
4
,
松田 佳宣
2
1阪大内科
2阪大
3阪大微生物病研究所
4阪大中検
pp.86-90
発行日 1969年1月10日
Published Date 1969/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202523
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現今,臨床研修の改変により医学生が卒業後ただちに病棟に勤務する状況となったが,その研修指導に際しては,多忙な回診の間に常に学部教育の成果を基礎としてpractieに強く密着し,かつ最新の各領域の知見の要点を随所におりこむ必要が感ぜられるようになった.換言すれば,学部教育と専門的診療の間を埋めつなぐ研修システムといえる.そのための具体的な解決法として,私は病棟の整理と設備の充実をはかるとともに,各専門医による病棟主任の協力下に,充実した指導体制の強化に努力しているが,さらにその一環として,回診後,各症例についての診断・治療・病態生理と診療技術など多方面にわたる問題点をとらえ,Wardに設けた討論室にて研修医とともに活発なConferenceを行なっている.
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